続落中!山田コンサルティングG(4792)
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投資も気温も暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
我が家のカブトムシの幼虫はすくすくと成長し、息子たちのお友達の家に嫁がせ始めました。
カブトムシに関しては後日、アップします。
さて、本日の銘柄検討は続落中の山田コンサルティングG(4972)です。
先日の株価から見てみましょう。
前日比435円安の2031円です。で、その前日はS安(500円安)でした。
8月3日にリリースした2019年3月期Q1の内容に失望したものですね。
Q1は売上高29.5億円 営業歴2.8億円で、前年同期に比べると売上微増、営業利益は大幅減という内容です。
特に主力の経営コンサルが振るいませんでした。原因はM&Aコンサルの減少にあります。ただ、M&Aに関しては継続的にコンサルティングのあるというものではないので、大きな案件が前期にあれば、変動するのも当たり前のような気もします。
その意味で、会社が言う受注が順調に積みあがっているというのは、おそらくM&A関係なのかもしれません(受注残を示していないので、どのくらいの規模なのかは不明です)。
Q1で売上が微増となった主因は蘇生している投資ファンドの売却にあり、セグメント的には当期の見込みをQ1で達成してしまったものです。
年度の業績見込みについて下方修正など実施していませんので、経営コンサルティング事業で「挽回」していくことになると思われます。
Q1短信で気になったのは、この「挽回」という言葉。受注残が積みあがっていたら、Q2以降にずれ込みが生じたという言い方でもいいような気がします(技研製作所がそれ)。そういう意味では年度の売上をカバーするほど、特にQ2の売上をカバーするほどの受注残も現状カバーできていないと捉えるべきかもしれません。
ただ経営コンサルという事業は、究極的にはヒトさえいたら展開できるビジネスで、保有する資産も究極的にはキャッシュのみと、事業が軌道に乗れば儲かるビジネスです。裏返すと「ヒト」に投資しないことは事業上のリスクと言えるかもしれません。
会社の前期の有報の事業上のリスクを見るとこのことが記載されています。経営コンサル事業はヒトへの投資していかないと継続できなくなってしまうと思います。前期の有報では経営コンサル事業で業務プロセス改善を提案できる「ITコンサル」にも注力し始めたとのことです。このため、すでに2018年3月の時点で経営コンサル事業の従業員が105人増加しています。
これが2019年3月期Q1の人件費の増加につながっていると思われます。全員が新人というわけではないと思いますので、先行投資としてQ1を考えてもいいかと思います。その意味では、決算数字としてQ1は有報から連続する妥当な内容でした。
経営コンサル、特に大手企業のM&Aがらみのコンサルはいったん一巡したような気がしますので、中小企業の事業承継の選択肢の一つとしてM&Aはまだ案件はあるかもしれませんし、同社が強みを発揮できる可能性はあります。いずれにしてもQ2の達成状況で株価が戻るか、はたまた下げるかが決まりそうです。
さて、株価ですが、2連チャンで下げた原因の業績面での不安は、積極的に先行投資をしただけでは拭えません。また2017年10月に株式を4分割していることも売り物が出やすいという影響があるかもしれません。
会社がいう年度業績見込みが達成できるのであれば、EPS110円くらいですからPER15倍付近、1650円前後でいったん落ち着き出すのではないかなと個人的な希望です。
まずは落ち着くのを待って遊ぶのは良しですが、第2四半期のリリースまでは波乱含みが続きそうです。
本日も頑張って行きましょう!
昨日、アクシーズ、学情、ロジザード、クボタを購入しました!
どうなるかなぁ・・。
ちなみにスプリックス、まだ買ってません。。