好業績のFUJI(6134)ウォッチ開始!
東海地区には優良企業が多くあります。
製造業が多いからなのかもしれません。
私自身としては、「ものづくり」という言葉はあまりこのんで使いません。
モノを作っているところがすごいかの印象を受ける感じがするのが大きい理由ですね。
ITだってその技術で幸せにできますし、心を揺さぶるサービスだってあります。
ものをつくることは職人的で素敵ですが、やはりユーザに対して感動を与えられるかどうかで判断したいです。
トヨタだってものづくりからコネクティッドカーや自動運転にシフトしようとしてます。「ものづくり」を意識しすぎると排他的になりがちです。
でも、まだ東海地区には感動を与えられる企業は多くあります。
今日はその中で好業績企業のFUJIを取り上げてみたいと思います。
2018年4月に社名を富士機械製造からFUJIに変更しました。
まずは先週末の株価から確認しておきましょう。
先週の終値は26円高の2036円。ついに2000円突破です。
2018年3月期の業績は、売上高1200億円 営業利益228億円、
2019年3月期の見込は、売上高1220億円 営業利益230億円です。
事業内容は、工作機械メーカーですが、車載器、サーバー関係の部品実装機で圧倒的に強い実力があります。プリント基板があればFUJIのマシンで部品を載せていくといった感じですね。残念ながら2019年の売上はあまり伸びない見込みです。これはおそらく製造キャパの上限に達してしまったことによるんですね。現在、生産能力を増強するために豊田工場の建て替え実施しているようです。
ちなみに一株利益は約190円。PERは約11倍です。生産キャパが増えれば、売り上げ増加も見込めるので株価も上昇期待ありです。
でも株価は実際上がっていないのも事実。そして上げてもいったんは過去の上限水準の2400円くらいが上限でしょう。
FUJIの暴騰のために必要なものは何か。裏返すと不安材料はないのかということになりますね。売上の構成が日本、アメリカ、そして中国の割合が大きくなっているようです。特に中国に力を入れてます。
このところアメリカと中国の貿易摩擦問題がありますから、個人的にはその辺も株価の上昇を押さえる影響があるのではないかと考えています。
いずれにしても近々公表される2019Q1を見てからの判断となるでしょうけど、
・受注残高が減っていないかどうか。
・米中の摩擦問題の影響がないかどうか。
・年度の業績見通しについて変更しないかどうか。
この辺を見ながら、年度見込みが達成可能な範囲であれば、出撃したいと思います。
一度確認してみてください!